太陽光架台とは、太陽光発電をするためのモジュールをのせる台や枠のこと。モジュールは「太陽光パネル」や「太陽電池パネル」とも呼びます。
屋根の形に合わせていくつか種類がありますが、ここでは陸屋根と呼ばれる屋根に設置するための架台の特徴を紹介します。
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太陽光の架台の種類
太陽光架台は大きく分けて以下3つの種類があります。
- 陸屋根設置型
- 折半屋根設置型
- 野立て用地上設置型
このうち上の2つは建物の屋根の上に設置するもの、野立て用地上設置型は地面に立てるタイプです。
関連記事:太陽光パネル設置時に重要な架台とは? 種類や基礎方法を紹介
陸屋根架台の特徴
陸屋根とは平たく勾配のない屋根を指します。
野立てと同じくフラットなので、太陽光をしっかり受けるための傾斜を架台で生み出さなくてはなりません。一般的な架台の工法は、基礎を敷いてその上に角度をつけた架台を設置することです。
また、陸屋根は設置場所に積雪や強風があるかどうかが大きなポイント。自然条件にあった材質や高さかどうかをしっかり見極める必要があります。
架台の材質は多種あるのですが、代表的なものは次の3つです。
- ステンレス製
- スチール製
- アルミニウム製
金具を止めるために陸屋根に穴を開けると、雨水の浸水が心配です。そのため架台を屋根に置いてコンクリートブロックを重石とし、太陽光モジュールを金具で止めるだけといった施工方法もあります。
太陽光発電と相性のよいおすすめの屋根
太陽光発電と相性がよい屋根は、次の通りです。
【切妻屋根】
一般的な住宅で最もよく見られる形の屋根です。工場や倉庫でも使われています。施行メンテナンスがしやすく、特別な費用が掛かりにくいということもメリットです。
【寄棟屋根】
住宅でよくみられる形状の屋根です。北側以外の3方向にモジュールを設置しますが、切妻屋根と比べると設置面積は少なくなります。
【片流れ屋根】
工場や倉庫でよく見かける形の屋根です。施行性に優れており、屋根の方向が太陽光に合っていればコストパフォーマンスが高くなります。
【陸屋根】
傾斜がなく、フラットな屋根です。面積が広ければ高圧連携も可能なため、パワーコンディショナーや高圧受電盤も同じ屋根の上に設置可能。ただし、災害に対する安心を得るには計画をしっかり立てなくてはなりません。
陸屋根での太陽光架台は条件の見極めが必要
陸屋根は傾斜がない分、太陽光モジュールや架台の設置・メンテナンスがしやすく、方向を自由に変えられて太陽光を集めやすいという特徴があります。
ただし、架台には計算が必要です。積雪や強風などの環境条件にあった材質や高さ、傾斜を考慮しなければなりません。自然に負けない耐久性の強い架台を選びましょう。
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